アトレー S700V S710Vのオーディオ交換
2022年の1月に販売開始されたS700系のダイハツの新型アトレー。
純正オーディオやカーナビから、社外オーディオやカーナビへの交換作業の詳細方法です。
インパネ周りの基本的な構造はハイゼットとアトレーは同じなので、ハイゼットの場合も作業方法は同じです。
自分の場合はオーディオレス車だったため、新規にオーディオを取り付けます。
スピーカー本体の交換は以下のページから!
オーディオの取り付けに必要なもの
オーディオの選択
カーナビを設置するかオーディオ専用にするかの選択なのですが、
自分は自動車用のカーナビのもっさりした動きが嫌いなのと、マップの更新がされないのが好きじゃないので、カーナビは選択しません。
そもそもスマホのgoogleマップが使いやすいので、ナビが必要な場合はスマホで十分。
ipad miniも持っているので、それを使いたいと思います。
カーナビのメリットとして、ディスプレイが付くことで、それによりテレビなどの映像が出力可能なのですが、個人的に車の中でテレビは見ません。
そもそも普段から見ません。
あとディスプレイの活用方法としてはバックカメラが使用できることです。
アトレーは純正でバックカメラが付いていました。
それは活用したいのですが、アトレーの純正カメラはバックで駐車するためのアングルのた映像が映る範囲が微妙そうです。
個人的にはリヤカメラとして使用したいため、純正のバックカメラは切り捨てる事にしました。
オーディオはシンプルに1dinのBluetoothオーディオとタブレットホルダーという選択になりました。
バックカメラは、後日別途ドライブレコーダーと一体型のものを取り付けました。
今回の構成
オーディオスペースに設置できるタブレット、スマホホルダー
いろいろなスマホホルダーやタブレットホルダーを使っていますが、大体いっつも直面する問題が、取れる、外れる、ぶれる。
それを解消するための、がっちり固定できるホルダー!
位置もカーオーディオの位置に設置できて、見た目もスマートで見やすい!
オーディオ本体
シンプルなBluetoothオーディオ。
CDとかは使えないタイプです。
アトレーは軽自動車でいろいろなノイズも車内に響きやすく、スピーカーの設置場所的にも音響的にも良くないですし、音質にこだわっても仕方ありません。
シンプルなオーディオにしました。
カロッツェリアのMVH-6600はスマホからBluetooth接続できるのと、USBメモリに音楽データを入れて聴けるタイプです。
オーディオ交換に必要なブラケット類
純正のブラケット
ナビやオーディオを車体に設置するために必要なブラケット。
これはダイハツ純正部品を購入しなければなりません。
ダイハツのディーラーで注文すると購入できますよ。
2din横の隙間を埋めるパネル
アトレーのオーディオが収まる位置は、純正ナビがぴったり収まるサイズで、社外オーディオの汎用的なサイズより少し大きい穴が空いています。
そのため、社外の2DINサイズのオーディオを装着すると、左右に少し隙間ができます。
その隙間を埋めるためのパネルが必要です。
純正品は1個ずつでの販売なので左右分で2つ必要になります。
これは社外品も多々ありますが、純正部品を購入した方が取り付けしやすいしぴったり収まります。
社外品はいろいろなメーカーに対応した汎用品になり、色々なメーカーのオーディオ固定具に対応した穴がたくさん空いており、そのうちのどれかを使って取り付けます。
しかし、汎用品ごとにその穴の位置が違い、物によっては1箇所しか固定できないものがあります。
汎用の製品もありますよ。
配線類
社外オーディオ類を使用する場合に使用する変換ケーブル
ステアリングリモコンや、車速信号、リバース信号などのコネクターと社外の一般的なコネクターを接続するための変換ケーブルです。
今回はステアリングリモコンのコネクターを接続するために必要でした。
ハンドルについているボリュームとかのボタンが、純正以外のオーディオで使えるようになります。
ダイハツのディーラーで注文可能です。
車とオーディオやナビを繋げるケーブル
今回自分の場合はオーディオ用の配線を購入しました。
アトレー車体にある配線を加工して、社外オーディオの配線と接続することは不可能ではありませんが、通常は簡単に配線を取り出すハーネスを購入します。
カーナビを使用する場合はオーディオの配線とは別に、車速信号やリバース信号、バックカメラの映像信号等が必要になるので、対応するケーブルを購入する必要があります。
カーナビを接続する場合の配線
カーナビゲーションを接続する場合はバックカメラの映像をアトレーの純正配線から取り出す配線なども必要になります。
車速信号やリバース信号も取り出せます。
上記の製品の場合は、ダイハツ純正の車輌信号変換ケーブルは不要です。
ステアリングリモコン用のケーブル
新型のアトレー(S700V S710V)はステアリングに、オーディオのボリュームなどを操作するためのスイッチが付いています。
それらのスイッチは、純正オーディオ以外のオーディオでも、交換するオーディオが対応していると使用できます。
今回は単体でステアリングリモコンの配線を取り出すために購入した、ステアリングリモコン用のケーブルです。
差し込みコネクタが必要なので、配線の加工とかでは取り付けできません。
ケーブルを購入する必要があります。
カーナビとかによっては付属品にステアリングリモコンケーブルが同梱されている機種もあるようです。
確認してから購入しましょう。
必要な工具
使う工具はプラスドライバーのみです。
ナビなどを取り付ける時に加工する場合は、端子の圧着工具等が必要になる場合もありますが、基本的に変換ケーブルを使う場合には必要ありません。
オーディオ交換作業前に
オーディオ周りのパネルを取り外す際に、ワイパーレバーに結構当たるので、気になる人や、業務で行う人はその周辺は養生した方が良いかもしれません。
ウインカーレバーや、ワイパーのレバーの周辺を養生した方が良いかと思います。
インパネを外す際に結構スレます。
カーオーディオ交換の作業手順
オーディオの場所に何もついていない状態。
ここからスタートしますよ。
中を覗くと純正のオーディオコネクター、ラジオ用のアンテナケーブル、車輌信号線などがあります。
インパネの取り外し
インパネの前面パネルの取り外し
インパネ上側のこの部分に指をかけます。
指がわずかにかかる程度の段差しかありません。
前側のパネルを手前側に引っ張るだけです。
前側のパネルは運転席側まで一体ですよ。
アトレーS710V(四駆)の場合はインパネの前側のパネルにケーブルが三本繋がれています。
ハザードのスイッチ、リヤのシートベルト警告灯、2駆4駆の切り替えスイッチ。
隙間から手を入れてコネクターを抜きます。
コネクターのロック解除レバーを押しながら引き抜きます。
単純に引っ張っただけでは抜けません!
狭いので、なかなか大変!
直接目視しながら作業できるスペースはないので、見えない前面パネルの裏側に手を入れて、手探りでコネクターを抜くことになります。
ちょっとイライラするかもしれません、、、
インパネ前面を取り外した後。
インパネ上側のパネルの取り外し
上側のパネルも取り外すことができます。
上方向に持ち上げるだけです。
完全にオープンになるので、めっちゃ作業がやりやすい!
必ず前側パネルから外さないと上側のパネルは取れません。
余談ですが
オーディオのサイズや、作業内容によっては前側のパネルを完全に外さなくても作業ができます。
前側のパネルを引き抜いた状態で上側のパネルを取り外すと、オーディオにアクセス可能。
ケーブルを抜く必要がありません。
実際にオーディオを固定するビス類も上側から取り外し可能です。
後日届いた、ステアリングリモコンのケーブルを取り付ける時にはこの方法で、作業を行いました。
これ、後から思ったけど、前側のパネルのスイッチのケーブル抜くのも上パネル取っ払ってからの方が楽なのかも、、、
配線類の取り付け
オーディオやナビに付属の配線類と、変換コネクター類を繋ぎます。
配線は色が分かれているの、同じ色を繋ぐだけです。
ちなみに配線の色は各社共通のはずです。
アトレーはリヤスピーカーが無いので、紫と緑の配線のコネクターは不要でした。
ブラケットの取り付け
実際に設置すると、かなり奥のネジ穴を使います。
2DIN用の左右の隙間を埋めるパネルをつけてこの位置になります。
アース線はネジと共に
ちなみにラジオケーブルはそのままの位置だとオーディオに届かないので、あらかじめ黄色い固定テープを外しておくと良いでしょう。
オーディオの設置完了!
パネルを閉じる前に動作確認を行いましょう。
あとは逆の手順でパネルを戻して完成です。
前面パネルのスイッチの配線を繋ぐ時になかなか苦労しますが、あとはパネルを押し込むだけなので簡単です。
今回の仕上がり。
タブレットホルダーは斜めに可動して、オーディオの操作が可能です。
CDオーディオを使用する場合でもギリギリ入るようです。
車両によっては下段にタブレットホルダーを設置した方が良い車両もあると思います。
コメント
記事とても参考になりました。
自分はデッキバンS710Wでオーディオなしで購入しました。 この記事を参考に自分でつけてみようと思っています。 見たところS710Vと一緒ですかね? 同じダイハツで年式も一緒なので大丈夫だと思っています。
コメントありがとうございます。
デッキバンでも、オーディオ周りは一緒のはずです。
実際に作業すると思った以上に簡単だと感じると思いますよ!
ありがとうございます!
大手自動車用品店ではブラケットと変換ケーブルだけで一万円と言われて悶々としてたのでとても助かりました。
自分で試してみます。
大変参考になる記事ありがとうございます。
ハイゼットカーゴを新年初売り値引きを狙って購入予定です。
そこで質問なのですが
オーディオを見やすいように
上にオーディオ・下にタブレットホルダーで設置する事は可能でしょうか?
オーディオで配送時間を見てるのと
大型タブレットじゃなくスマホを付ける予定なので可能なら逆にしたいと思っております。
お手隙の時によろしくお願いします。
コメントいただきまして、ありがとうございます!
タブレットホルダーは上下どちらでも、問題なく装着可能です。
上段にした理由は、タブレットを装着した場合に、若干ですが送風口の風を遮ってしまうからです。
タブレットホルダーの高さは調整できますが、下段につけた場合は、送風口の風が当たる可能性があると思います。
お返事ありがとうございます。
どちらでも大丈夫との事。
タブレットではなくスマホの予定なので上段にチャレンジしてみます。
貴重な情報ありがとうございました。