ハンターカブエンジンオイル交換用サービスデータ
ハンターカブ JA65 推奨エンジンオイル | Honda 純正 ウルトラ G1 または下記相当品 JASO T 903規格:MA SAE 規格:10W-30 API 分類:SJ級以上 |
ハンターカブ JA65 エンジンオイル容量 | オイル交換時 0.80 L オイル・フィルター交換時 0.85L エンジン内 オイル全容量 1.00L |
ハンターカブ JA65 エンジンオイル交換時期 | 初回:1,000kmまたは1ヶ月 以後:3,000km または1年ごと |
オイル交換に必要なもの
オイルドレンパッキン
基本的にはオイルドレンと車体の間に挟むオイルドレンパッキンはエンジンオイルと同時に交換するもの。
個人的には、オイル漏れがなければ交換はしない。
今までオイルドレンパッキンを交換をしたことは無い。
というか漏れて交換したことも一度もない。
オイルフィルター
ハンターカブのオイルフィルターは、外装が無くフィルター本体のみを交換するタイプです。
純正品番 15412-MGS-D21
ちなみにオイルフィルターの交換時期は取扱説明書では一切説明無し。
毎回なのか定期交換なのかは不明。
ハンターカブのエンジンオイルの交換方法 (下抜きでのオイル交換)
- STEP-1メインスタンドの設置
平坦な地面にメインスタンドを確実に設置します。
ハンターカブのエンジンオイルの排出から注入、オイルレベルの確認まで、メインスタンドでの作業が前提の設計になっています。 - STEP-2エンジンの温暖化
エンジンを数分間アイドリングさせて、オイルが流動しやすくなるようにします。
- STEP-3エンジンオイルの排出
オイルドレンボルトを適切なツールを使用して緩め、エンジンオイルを排出します。
ハンターカブはエンジン下に色々なボルトがあるため、間違わないように!
使用済みオイルを受け皿などで受け止めます - STEP-4オイルフィルターの交換
古いオイルフィルターを取り外し、新しいものに交換します。
中に入っているオイルフィルターを押し付けるスプリングの紛失に注意。
オイルフィルターのカバーを外す時に落ちます。
オイルフィルターのカバー周辺を清掃して取付。
カバー取付時に斜めに入らないように注意! - STEP-5ドレンワッシャを新品に交換してオイルドレンボルトの締め付け
オイルドレンボルトと車体の間にある、ドレンワッシャは基本的に毎回新品へと交換します。
オイルドレインボルトを正確なトルク(規定トルク24N・m)で締め付けます。 - STEP-6新しいオイルの注入
オイルフィルターとオイルドレインボルトの作業が終わったら、新しいエンジンオイルを注入します。
エンジンオイル量はオイル交換のみの時は0.8L、オイルフィルター交換時 0.85Lです。
下抜きの場合は入れすぎると、抜き取りが困難なのでゲージで確認しながら少なめに入れていきます。 - STEP-7オイルレベルの確認
エンジンをアイドリングさせエンジンを暖気します。
暖気後オイルが正しいレベルになっていることを確認します。
特にオイルフィルターを交換した場合は、エンジンを始動することで、オイルフィルターにオイルが充填されるため、オイルレベルがそこそこ減ります。
必要に応じてエンジンオイルの追加注入を行い、正確な量に調整します。
エンジンオイルが少ないのは当然ダメですが、多すぎも良くありません。
ハンターカブで上抜きオイル交換
CT125ハンターカブでオイルチェンジャーを利用して、上抜きでエンジンオイルを交換できるのか?
エンジンオイルの上抜きでの1番重要なのは、オイル抜きホースがどこまで入るのか?
ホースをいい位置に入れられるかどうかです。
自動車でもバイクでもどのようなエンジンでも、オイルドレンボルトの位置が一番オイルが抜ける設計になっています。
そのレベルと同等の位置までオイル抜きのホースが入れば、下抜きと変わらない量のエンジンオイルが抜けます。
新型ハンターカブJA65になり、注入口とオイルレベルゲージが兼用になりました。
オイル注入口からエンジンオイルを抜くことは出来るのでしょうか?
センタースタンドを使用し、エンジンオイル上抜きを行って、0.65Lほど抜けました。
ちなみにこの量のメモリはそれほど正確では無いと思います。
そこから、ドレンボルトを開けてみました。
オイルチェンジャーの上抜きでもエンジンオイルはそれなりに抜けているようです。
エンジンオイル上抜きで0.65L抜けました。
エンジンオイル交換時のエンジンオイル使用量は0.80L、エンジン内のオイル総量は1.00Lです。
下抜きでもきっちり全量は交換されません。
早めのサイクルで交換を行うのであれば、上抜きでも充分かもしれません。
オイルフィルター交換時は、フィルター収納位置のオイルは排出されます。
ちなみにセンタースタンドでの作業でしたが、レイアウト的に前タイヤ側を少し上げて作業するともう少し抜けるかもしれません。
次回やってみようと思います。
正しいオイル量の確認方法
- STEP-1足場のしっかりとした平坦地にメインスタンドを立てる。
まず最初に、安全で平坦な地面にメインスタンドをしっかりと設置します。
この角度がハンターカブのオイル量確認に必要な車体の角度になります。 - STEP-2エンジンが冷えている場合は、3〜5分ほどアイドリングさせる。
エンジンが暖まっている事が重要です。
3〜5分ほどアイドリングさせることで、正確なオイル量を確認できます。 - STEP-3メインスイッチをOffにしてエンジンを止め、2~3分間待つ。
これにより、暖まったオイルがエンジン内に均等に分布し、正確なエンジンオイル量の測定が可能になります。
- STEP-4オイルレベルゲージを外し、布等でオイルレベルゲージについたオイルを拭く。
- STEP-5オイルレベルゲージをねじ込まずに差し込む。
- STEP-6オイルがオイルレベルゲージの上限と下限の間にあることを確認する。
- STEP-7オイルレベルゲージを確実に取り付ける。
ポイントは3つ。
メインスタンドを使用し、エンジン停止後2〜3分後で、レベルゲージをねじ込まない事。
- メインスタンド使用でエンジンオイルを測定する設計になっているため、メインスタンド使用時のみ正確なエンジンオイル量の測定が可能です。
リヤに荷物を積んでいる場合、後輪側が接地しますが、前タイヤ接地状態が正しい測定角度です。
余計な荷物などは下ろす必要があります。 - エンジン停止後2〜3分待つことで、オイルが均等に分布し、正確なオイル量が確認できます。
エンジン停止直後は、エンジンオイルがエンジン下側に落ちておらず、レベルゲージにつくオイル量も減ります。 - オイルレベルゲージをねじ込まない位置が、正しいオイル量測定位置です。
これらの手順とポイントを遵守することで、正確にハンターカブのオイル量を確認できます。
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