新型アトレーにイレクターパイプで天井収納のベースを作る!
日本一周を前提に作っている新型アトレー[s710V]の車中泊仕様!
ルーフラックの取り付けを考えていましたが、快速走行を考慮して制作を進めているため、収納を全て室内で済ます方向にしました。
車中泊を行う人ではメジャーな方法、どんな車両でもピッタリサイズで製作できてしまうというイレクターパイプでの天井収納!
新型アトレーはユースフルナットという、ボルト固定に使う穴が多数空いているので、天井のラックが簡単に製作できてしまします。
車内にイレクターパイプを設置する多くのメリット!
車内にイレクターパイプで、天井収納を作るだけでなく、様々なメリットが発見されました
- そのまま大きな布を掛けるだけで、カーテンになる
- タオルを干せる
- イレクターパイプの内側は鉄でできているので、マグネットがつく
- パイプを挟んでいろいろなものが固定可能
そのまま大きな布を掛けるだけで、カーテンになる
イレクターパイプにリングライナーを取り付けると、市販のカーテンを使用することができます。
当初はその想定で、カーテンつけるまで、適当な大きな布を掛けていたのですが、このイレクターパイプの高さがちょうど良く、程よく遮光してくれるのです。
リングランナーをつけて、カーテンをぶら下げると、上の隙間が少し多く開きます。
好みの問題もありますが、直で布かけておくだけでカーテンとして、使用できます。
布は、黒の遮光生地を購入し、そのまま掛けています。
かなり快適!
前側のカーテン化はものすごいメリットありました!
実際にこの仕様で車を使っていると、仕切りカーテンがあることでものすごいメリットが生まれることが発覚しました。
それは、空調がめっちゃ効くという事です。
エアコンにしろ、暖房にしろ、カーテンをすることによって空間が狭くなりますので、前席はものすごく空調が効きます。
というか、夏場エアコン効きすぎて寒いです。
ちなみに、カーテンの上側と、左右は若干空間が空いているのですが、それでも効果はバツグンです!
オートエアコンで高めに設定しても、寒いです、、、
エアコンの調整がちょっむずかしいものの、空調がものすごく効くので便利です。
アトレーのディーラーオプションでも、間仕切りカーテンの設定がありますが、後部座席にあまり人を乗せない場合、間仕切りカーテンはかなり有効です。
あと、前から後部座席が見えなくなるため、防犯対策にも効果的!
タオルを干せる
温泉行った後のタオルを干したい場合、意外といい場所が無かったりします。
イレクターパイプの前後左右どこでもタオルを掛けれます。
また、ハンガーなどを使う際にも利用可能!
イレクターパイプの内側は鉄でできているので、マグネットがつく
アトレーは車内に鉄板が出ているので、そこにマグネットがつくのですが、天井側はカバーされているためつきません。
マグネット付きの照明を利用する時に、上から照らせるのでかなり便利です。
パイプを挟んでいろいろなものが固定可能
イレクターパイプはガッチリ固定されていますので、そのパイプを挟んで物を設置することが可能です。
個人的には、クリップタイプの小型扇風機を固定したり、RAMマウントでモバイルスピーカーやiPadを固定したりしています。
RAMマウントでの固定は以下のページで詳細に解説しています。
イレクターパイプの天井収納ベース制作に必要な部材
車体にイレクターパイプを固定するためのイレクターパイプアタッチメントのみ市販品では見かけませんので、amazonで購入しましょう。
その他のイレクターパイプやジョイント等はホームセンターで購入した方が楽だし安いと思います。
イレクターパイプのカッターはホームセンターよりもamazonの方が安かったです。
イレクターパイプアタッチメント
上記の製品を購入しました。
丸い木材を使って制作をする人もいるみたいですが、個人的に接合部の耐久性を考えて金属部品にしたいので、amazonでアルミ製のものを購入しました。
コーナージョイント J-5
ネットで買うと高いと思います。
ホームセンターで105円!
メタルジョイント HJ-1
コレもホームセンターで。
四つセットで1,500円!
イレクターパイプ
イレクターパイプは太さも数種類ありますが、使用するのは28φのものです。
イレクターパイプの色は、黒、アイボリー、グリーンがあります。
コーナージョイントなどもそれぞれに合わせた色があります。
ホームセンターによっては、一つの色しか扱っていない場合があります。
今回近くのホームセンターではアイボリーしかなかったため、遠くのホームセンターに黒のイレクターパイプを買い出しに行きました。
今回、天井収納の制作にあたってホームセンターで購入したイレクターパイプは
2,000mm × 2本 (740円 × 2本)
1,200mm × 2本 (435円 × 2本)
パイプとジョイント固定用の接着剤、またはビス等
基本的にイレクターパイプはパイプとジョイントを接着剤で固定して製作します。
接着剤固定ですので、一度接着するとほぼ外せません。
今回は脱着を考慮して、ジョイントに穴を開けてビス留めする方法にします。
と思いながら作業をしたのですが、結果的に、パイプの長さで角部にテンションをかけて簡単に抜けないように制作したため、ビスどめも不要になりました。
ただ、はまっているだけなので、強く引っ張るととれます。
天井内張り用スペーサー
youtube動画に詳細を載せていますが、新型アトレーはリヤ側のみ天井の内張りに5mm程度の厚みがあります。
前側は、アシストグリップを取り外し、その場所にアタッチメントを取り付けるのですが、その部分の天井内張りは真ったいらです。
天井内張りの素材は、硬めのスポンジみたいなものですので、ぎゅっと押しつぶすことはできます。
ただ、そのまま天井の内張りを押し潰してアタッチメントを取り付けると、なんとなーく固定ねじの緩みの原因となりそうだったので、たまたま工具箱の中にあったアルミのスペーサーを挟みました。
なぜかジャストサイズ!!
サイズは外径14mm厚さ5mm。
外径は13〜14mmのスペーサーが使えると思います。
大きなホームセンターなどで色々なスペーサーが販売されていますのでホームセンターに行くと良いスペーサーが見つかるかも。
必要な工具
・プラスドライバー
イレクターパイプのアタッチメント付属のネジがプラスでした。
イレクターパイプアタッチメントを固定するのと、リヤ側のアシストグリップ(天井側についてる乗る時に持つところ)を取り外しに使用します。
イレクターパイプはプラスドライバーの2番ですが、アシストグリップは3番を使ったはず、、、
・六角レンチ
イレクターパイプのメタルジョイントを固定するのに使用します。
・イレクターパイプをカットする工具
カットするサイズがわかっている場合はパイプカッターの方が楽だと思います。
今回の制作ではサイズ微調整が必要なためグラインダーで作業を行いました。
まっすぐ切れやしなかったです、、、
制作にあたって
イレクターパイプの各種ジョイントの差し込みは3cm
一番の難関はイレクターパイプの長さを決めることだと思います。
各ジョイントは全てイレクターパイプの差し込み長さは3cmになっています。
長すぎると入りませんが、多少短くなっても固定可能です。
パイプカッターを使ってイレクターパイプを切る場合は、カット後に微調整が難しいので、気持短めに切ると良いと思います。

新型アトレーでの実際に製作したイレクターパイプの長さ
今回実際に新型アトレー S710Vの車体に合わせて製作した、イレクターパイプの長さです。
この通りにカットすると、最大サイズでの天井ベースが作れます。
※組み立て後の実測のサイズですよ。
前後のイレクターパイプの長さが違うのは、後ろ側のアタッチメントの車体との接触部分に5mm厚のアルミスペーサーが入っているためです。
アルミスペーサーを使わない場合は、前後共にサイズ変わってくると思います。
前側のイレクターパイプのサイズ
ジョイント間の長さ 951mm + ジョイントの差し込み分 60mm = イレクターパイプの長さ 1011mm
後ろ側のイレクターパイプのサイズ
ジョイント間の長さ 935mm + ジョイントの差し込み分 60mm = イレクターパイプの長さ 995mm
左右のイレクターパイプのサイズ (縦方向)
ジョイント間の長さ 1462mm + ジョイントの差し込み分 60mm = イレクターパイプの長さ 1,522mm
イレクターパイプでの収納ベースの製作費(部材費のみ)
新型アトレーS710Vの実車に合わせて製作した、実際にかかった費用です。
たまたま持っていた、アルミスペーサーの分は入っていません。
イレクターパイプ 2,000mm × 2本 (740円 × 2本) 1,480円
イレクターパイプ 1,200mm × 2本 (435円 × 2本) 870円
イレクターパイプアタッチメント 1,500円
メタルジョイント 4個セット 1,500円
コーナージョイント 105円 × 4個 420円
部材費の合計 5,770円!
購入先はほとんどがホームセンターのパワーコメリ!
イレクターパイプのアタッチメントのみアマゾンです。

ダイハツ純正の、新型アトレーのマルチレールが定価で、22,308円します。
純正のマルチレールは前後に短く、マルチレール専用のラックやネットなどもダイハツ純正部品になるため高価です。
イレクターパイプでの自作だと、前側をカーテンレール化できたり、イレクターパイプの色々なパーツで拡張性が高いのでオススメですよ。
板を取り付けるアタッチメントがあったり、固定せずにくるんと回るバーも作れます。
拡張性も高くスタイリッシュなので、イレクターパイプでの天井収納は頑張って作った分の価値はあります!!
ベースとなるパイプを取り付けた後の実際の収納方法
意外と悩む、イレクターパイプ製作後の荷物の積載方法
実際にイレクターパイプを使って天井収納のベースを作った後、「どうやって天井に物を収納するのか?」結構悩むはずです。
悩んだ挙句、スタイリッシュなベースを作ったのに、意外と収納でちゃっちくなってしまう人が多いような気がします、、、
金属ワイヤーのネットをタイラップで固定したり、、、
せっかく作ったスタイリッシュなイレクターパイプでのベースのイメージを損なわないで、がっつりと収納できるような製品を探しに探しました。
今回実際に購入したのは以下の製品です。
TGS DELICA D:5 SPYCE スパイスレーシングネット
三菱デリカ用に作られた製品ですが、軽バンやジムニーで使用されている人も多い、荷物を固定するためのネットです。
頑丈な作りで見た目がスタイリッシュ。
今回購入したのは黒いベルトですが、赤いベルトの製品もあります。
調整幅がかなりあるので、多種多様に使える製品です。
イレクターパイプの前側はカーテン用に!
前側は内装に当たるギリギリのサイズまでイレクターパイプを長くしています。
カーテンを取り付けて、運転席と荷室を分離することができます。
内装に当たる、ギリギリのサイズまでイレクターパイプを長くして製作すると、カーテンの設置位置にジャストになります。
新型アトレーで車中泊車を作る最大のメリットは、いつでも寝れる常設ベッド環境を作れることだと思います。
疲れた時にすぐ寝れる場所があるというのは、長距離移動する際にかなり重要になります。
毎日観光スポットを回りながらの長距離運転はかなり疲れがたまります。

この後、黒い遮光生地に変えました
車中泊車を間接照明化
イレクターパイプを設置すると、それを利用して照明を取り付ける事も非常に簡単。
1×4の木材をイレクターパイプに固定し、その上側にテープLEDを貼り付け間接照明化。
イレクターパイプの上側は意外とデットスペースができるので逆にそれを利用しました。
車の天井ってアールが付いているので、間接照明にすると光がふわっと広がっていいんですよね。

イレクターパイプで車中泊用間接照明の作り方
作り方は非常に簡単でホームセンターで安い1×4材を購入。
車体に合わせてカットし、ワトコオイルを塗る。
イレクターパイプへの固定は、木材固定用のパーツが多々あるのでお好みのもので。
自分の場合は、車体のスペースや設置位置を考慮してコーナー用のパーツを使用。
中央に穴あけ用の溝があるので、それを利用し木材を各箇所ネジ一本で固定しただけ。
テープLEDは以下の点々じゃなくてライン状に光るものを使用。
このLEDテープはめっちゃいいです!
光源が点々に見えると安っぽくなるので。
設置方法によって変わりますが、基本的に取り外しもそれほど難しくはない。
イレクターパイプのパーツはぎゅっと押し込んで入れるタイプなので。
他のイレクターパイプ用のパーツを使えば、左右に移動させたりできたりもします。
今回は天井からの距離や下からの見た目などを考慮し、パイプの真横に板が来るようなパーツを使用しました。

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