ハンターカブの純正タイヤサイズ
ハンターカブのJA65はフロントリヤ、同サイズですが、前後で荷重指数(ロードインデックス)が違います。
JA65ハンターカブはリヤの方が荷重指数が高い。
JA55ハンターカブの純正タイヤ
フロントタイヤサイズ 80/90-17M/C 44P
リアタイヤサイズ 80/90-17M/C 44P
JA65ハンターカブの純正タイヤ
フロントタイヤサイズ 80/90-17M/C 44P
リアタイヤサイズ 80/90-17M/C 50P
荷重指数(ロードインデックス)とは規定の使用条件で、そのタイヤに付加できる最大荷重を表す指数。
荷重指数44 160kg
荷重指数50 190kg
Pの部分は速度表記でPの場合は速度上限が150km/h
ホイールのリム幅は1.6
タイヤサイズの表示による表記の違い
タイヤサイズは80/90-17で2.75-17とサイズは同じ。
80/90はメトリック表示で、最近流通している主要なバイクタイヤはこの表記。
2.75はインチ表示。
主に小排気量車、オフロード車等に使用されている表記方法。
表示が違っていてもサイズが合えば使用可能。
ハンターカブのタイヤの消耗速度
ハンターカブはリヤが重く、加速を担うタイヤなのでリヤタイヤの方が減るのが早い。
リヤに荷物を乗せると、さらに摩耗は早くなっていく。
特にハンターカブは独特なミッションのせいで、変速時にリヤタイヤにかかる荷重が大きくなりがち。
そんな理由もあって、リヤタイヤの摩耗が早い。
タイヤ交換の頻度はリヤ2〜3回でフロント1回ぐらいの消耗速度。
リヤだけ頻繁に交換することになる。
ハンターカブのタイヤ交換の距離の目安は、乗り方によってもかなりの個人差があり、またタイヤの種類によって大きく違うがリヤタイヤで3000km〜6000km。
フロントタイヤだと1万キロ前後っぽい。
タイヤチューブ
「チューブレスタイヤ」の種類のタイヤも使える
ハンターカブの純正ホイールは自転車のように、タイヤの中にゴムチューブを入れて使用するチューブ専用タイヤ。
しかし、チューブレスタイヤの中にチューブを入れて使用することは可能です。
ただし、チューブレスタイヤは重い傾向があり、値段もチューブタイヤよりも高い。
ビードが固く、タイヤ交換に手間がかかるのと、ホイール自体のビード接合面の形状が違うため、空気圧が低下すると外れる可能性がある。
ハンターカブがチューブタイヤの理由
オフロード系のバイクがチューブタイヤなのには理由があります。
チューブタイヤはホイールとタイヤの間にチューブが格納されているため、チューブタイヤは意図的に空気圧を下げて走行することが可能なのです。
悪路でトラクションを稼ぎたい時に、意図的に空気圧を下げてタイヤの設置面積を大きくするためのものなのです。
ハンターカブに最適なタイヤチューブサイズ
17インチ用で2.75~3.00対応のチューブを買っておけば間違いない。
3.25サイズのタイヤを選択するとほとんどの場合対応リムサイズに適合しないため、よっぽどのことが無ければ、3.25のタイヤを装着することは無いと思う。
ハンターカブ用のタイヤチューブはIRCの2.75~3.00対応のもの一択でいい!
ハンターカブで履ける太いタイヤのサイズの上限
フロントタイヤ3.00 リヤタイヤ3.25
それ以上になるとタイヤが車体に当たるので絶対に車体に加工が必要。
それぞれのタイヤに、対応リム幅があり、太いタイヤの場合リム幅を超えるものがある。
履けるには履けるが、強い負荷をかける時には注意が必要。
ハンターカブの純正ホイールのリム幅は1.6。
タイヤを太くするメリット
細いタイヤは砂浜で埋まります。
純正タイヤで砂浜を走ってみたのですが、タイヤ回せば回すほど下に埋まっていく。
結局、押して脱出した事があります。
あと、砂地になるとしっかりとしたブロックが無きゃ前に進まない。
砂地や悪路を走行するのであれば出来るだけ太いタイヤの方が吉。
タイヤを太くするデメリット
重いので燃費が落ちる。
車高が上がるので足つきが悪くなる。
サイドスタンドの角度が変わる。
ブロックタイヤにするデメリット
乗り心地が大きく変わる。
消耗が比較的早い傾向がある。
細いタイヤの下限
細くすることはあまり無いと思います。
普通に考えると同サイズか、太くする。
細いタイヤを装着する場合、問題になってくるのがホイールの幅。
それぞれのタイヤに対応リム幅があり、それぞれのタイヤに装着できるリム幅の限界がある。
実際には、多少限界を超えてもホイールに装着することはできるが、強い負荷をかける走行には注意が必要になる。
ハンターカブの純正ホイールのリム幅は1.6。
個人的にどこまで細いタイヤで大丈夫なのかを調べた理由が、市販のスパイクタイヤを装着する時に17インチサイズは細いタイヤしか無かったためです。
BONSUNのスパイクタイヤに2.25の幅があり、2.50サイズよりもピン数が多いのです。
調べたところ、2.25は大丈夫な感じです。
ハンターカブに装着できるタイヤ一覧
ハンターカブに装着するタイヤの選択基準としては、純正タイヤを一つの基準として、オフロード走行がどの程度あるかでタイヤを選ぶ。
純正タイヤはかなりオンロードとオフロードの走行性や燃費のバランスが良いタイヤだと思います。
乗り心地や消耗速度等はアマゾンの口コミ等はチェックした方が良い。
実用性を重視せずに見た目を選ぶのであれば、やはりごっついブロックタイヤがオススメ。
リヤタイヤは3.25-17まで入る!
ブロックタイヤはハンターカブのイメージをスタイリッシュにオフロード寄りにしてくれます。
オールラウンドタイヤ
IRC GP-5
CT125ハンターカブの純正装着タイヤ。
メーカーの商品ページにもそれしか記載されていない、、、
JA65の純正装着のGP-5はリヤタイヤのサイズが80/90-17 『50P』
JA55は前後共に44P。
JA65のフロントも44P。
この「GP-5 80/90-17 50P」がほぼ流通しておらず、ホンダで純正部品として取り寄せるしかないような感じです。
ロードインデックスは44Pだと160kgで、50Pだと190kg。
ガッツリ荷物を積むのであれば50Pに合わせたいのだが、ディーラーで注文すると多分定価だよね?
※ハンターカブ純正GP-5 80/90-17
JA65用リヤ側50Pの純正品番 『42711-K2E-T01』
IRC GP-5は前後で回転方向のパターンが逆になります。
履き替えて気づいたのですが、トレッドパターンが同じものを、前後で逆向きに装着する形になります。
サイドの回転方向マークを確認し、フロントのものをリヤに装着する場合は逆向きに装着します。
走行するとわかるのですが、ブロック高さが低く、表面積も広いパータンのため砂浜や泥路面は走行困難。
砂浜や泥道は押さないと抜け出せません。
舗装路、乾いたダートでの性能は良好で燃費もよい。
ミシュラン アナキーストリート
ロードからフラットダートまでの、ハンターカブ純正タイヤ互換のようなタイヤ。
いろいろなインプレを見ると、ハンターカブ純正のIRC GP-5の方が印象がいい様子。
IRC 3R
ブロックタイヤ
IRC GP-22
ブロックタイヤパターンでハンターカブと相性が良さそうなGP-22ですが、消耗が早いっぽいです。
IRC GP-1
個人的にハンターカブのオフロード走行時のリヤ用タイヤに使用しているIRCのGP-1。
ブロックの高さがあり、ブロック間の隙間にもそれなり幅があるので、このタイヤが一番リヤ向けの形状な気がする。
ドロドロ路面でもグリップは期待できそう。
個人的にフロントタイヤとリヤタイヤで違うものを装着しているが、その理由は普通のバイクってリヤタイヤよりフロントタイヤが細いので、そうしたかっただけ!
両方とも同じにするのであればGP-1前後にします!
IRC GP-1の性能
ブロックタイヤではあるが、耐久性も期待できるパターン。
ただ、ブロック間の空間が狭いため、ガチのオフロード向きではない。
以下の動画はリヤタイヤがGP-1。
ガチのオフロード走行はこのような悲惨な目に遭う…
実際に使ってみた感想は、ストリート向けブロックタイヤ。
パターンからもフラットダートぐらいが最適だと思います。
ブロック間の空間が狭いので、砂利などがガッツリは噛みません。
あと他のタイヤよりも、太さもあるせいかタイヤ自体の重量が重い気がします。
IRC FB3
元祖ハンターカブのCT110純正タイヤ。
個人的にはフロントタイヤをFB3にしている。
FB3とGP-1の比較
前提として、比較するタイヤのサイズは同一ではありません。
GP-1と比べてタイヤの材質が違うのを感じれれます。
GP-1はゴムって感じで柔らかいのですが。FB3は少し硬い。
GP-1の方が重い。FB3は硬くて軽い。
材質のせいか、タイヤが組み込みが若干やりにくい。
ダンロップ K350
シンコー SR244
多分唯一の17インチ3.25ブロックタイヤ
ハンターカブの純正ホイールのリヤに履けるのだけれど、ハンターカブのリム幅が1.6に対して、3.25サイズはリム幅対応が1.85〜
ハンターカブに一応3.25の装着はできるが、ガッツリ走るなら3.00がジャスト!
ティムソン TS-808
ガッツリ高さのあるブロックがありブロックの隙間が広く、完全にオフロード向け。
オフロード向きのブロックデザインのため、オンロードはかなり不向き。
慣れればなんとか走れない事は無いらしいけど、オフロード走行が少ない人には良い選択肢では無い。
ただし、オフロードは最強。
ティムソンは中国のメーカー。
このティムソンTS-808をベースにしたスパイクタイヤの作り方は以下から。
ディーストーン D982
タイのタイヤメーカー。
安価で評価が良い。
消費は早め。
ストリートタイヤ
舗装路での耐久性を期待できる、ストリート系タイヤ。
ロングツーリングに最適。
ミシュラン CITY EXTRA
完全オンロードロングツーリング向けの、高耐久、ウェット性能を持つタイヤ。
長距離ツーリング目的だと心強いタイヤ。
IRC NR78Y
ハンターカブでの利用者も多い、IRC NR78Y。
耐久性も高いのに価格は年間を通して3000円前後!
オンロード専用ストリートタイヤはこれ一択でいいような気もする。
荷物を積載したロングツーリング向きのタイヤ。
値段、耐久性を考えると、これ以上の製品は無いのでは??
IRC NR21
IRC NR41
ダンロップ D107
スーパーカブ 110用リアタイヤ
冬用タイヤの選択肢
スパイクタイヤ
bonsun ボンスン
市販されているスパイクタイヤはBONSUNぐらいしかありません。
17インチは2.25と2.5サイズがあり、細い2.25サイズの方が少しスパイクピン数が多い。
BONSUNはタイのIRCのスパイクタイヤブランドとして販売されているようです。
パターンはIRCのスノータイヤSN1。
それにスパイクピンを打っている様子。
ボンスンスパイクタイヤの走行性能に関しては、以下の動画シリーズをご覧ください。
北海道の真冬のツーリングで使用しました。
bonsun ボンスンタイヤのレビュー
2.50-17サイズのボンスンスパイクを北海道で一冬使用し、一泊二日などのロングツーリングを数回行いましたが、問題なく使用可能なレベルです。
大前提として、どんなスパイクタイヤであってもグリップしない路面があるのと、ボンスンタイヤの場合はスパイクピンの突き出し量が短いことを頭に入れて、路面状況を確認しながら走行すれば問題ありません。
安定した雪道であれば50km/h以上での走行も可能。
スパイクピンの突き出し量が短いのはデメリットですが、反面そのおかげで寿命が長いです。
現時点で冬1シーズン使用しましたが、来年も問題なく使用できそうです。
スタッドレスタイヤ
ダンロップ S106
やや軽めの雪道対応スタッドレス。
ダンロップで完全な冬道に対応しているのはD502。
ダンロップ D502
完全な冬道路面対応のダンロップのD502。
ブリヂストン WB01
メーカーの在庫がなくなり次第販売終了の様子。
車のスタッドレスのようにサイプがしっかりと入ってるので軽い凍結路面にも対応。
評判が良いようだが、IRCのSN12の方がいいっぽい。
IRC SN1
軽い雪道対応。
アスファルト路面での耐久性を高めたスタッドレスタイヤ。
メーカーIRC的には完全な冬道走行はIRC SN12を推奨している。
IRC SN12
圧雪路面対応の完全冬道用。
評価が高いので、ガッツリ冬道で使うスタッドレスはSN12がいいのかも。
感想
色々とタイヤに関して調べて感じたのは、IRCの評価がとても高い。
ハンターカブ純正もIRC製だし、下手に他のメーカーに手を出すのであればIRCにこだわってもいいのかも。
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