ケルヒャー高圧洗浄機の典型的故障
ほとんどのケルヒャーの高圧洗浄機に同じ症状が起こっている様子です。
これはどの機種でも起こるようです。
自分が使用していた機種はケルヒャー K5.900 サイレント。
以下の症状が出ていました。
- 使用中にモーターが停止し、洗浄ガンを握ってもチョロチョロ水しか出ない。
- モーター停止中、高温の水が出てくる。
- かなり、しばらく待ってると復活する。
ケルヒャー高圧洗浄機 故障の原因
『海外の200V仕様の製品を日本の100Vで無理やり使用しているから』
そのため、長い間使用していると、スイッチの部分が焼き付いてしまうようです。

このスイッチの状況を例えるなら、
『電源入れっぱなしの電化製品のコンセントを、何回も抜き差ししている状態』
スイッチオンオフのたびに、バチっと火花が出るような負荷がかかっていると思います。
それが洗浄ガンを握ったり離したりする度に発生するのです。
そりゃぁそのうち焼きついたり、不具合起きるでしょう。
ケルヒャー高圧洗浄機の修理方法
単純な話だと、ケルヒャーに修理依頼すれば治ります。
ただ、原因が仕様の問題なのでいずれ再発します。
スイッチなので部品代自体は安そうなので、自分で交換すれば良いかと考えましたが、ちょっと面倒なことに、ケルヒャーの修理部品は流通しておらず、手に入りません。
その上でできる修理方法は以下の二つ。
修理方法その1 今ついているスイッチを使えるようにする
ショートしてしまうスイッチを磨くことで、使用可能にはなります。
ただ、案の定なのですがそのうち再発しました。
修理方法その2 パワーリレー化
根本的な原因から取り除いてしまう方法。
バッチバチのスイッチの代わりになるパワーリレーを設置します。
作業に必要なもの
使用した製品は以下
このパワーリレーは何用に向けて製造された製品なのかわかりませんが、実際にこの製品でケルヒャーの高圧洗浄機の修理を行っている人が多いのでこの製品にしました。
接続箇所たくさんあるのですが、全部は使いません。
あと必要なものは、リレーにケーブルを接続する端子。
丸端子の他にも、自動車用のギボシ端子を使用しました。
あと、スイッチの位置からリレーの位置までを繋ぐのに配線ケーブルが必要。
配線ケーブルはリレーの端子間を繋ぐのにも使用。
自動車用に使う余っていたケーブルを使用しました。
ただ、あまりに細いケーブルは良く無いと思います。
具体的な作業内容
- STEP.1
- STEP.2
- STEP.3
- STEP.4リレーの設置と配線加工
スイッチのカバーを閉じる。
リレーの設置場所を検討して、ある程度本体を組み付けていく。
リレーはコンセントケーブルの中間に設置される形になる。
現在高圧洗浄機に接続されている電源用のコンセントケーブルをリレーに十分届く位置でカットし、配線に端子などをつけるなどの加工を行う。 - STEP.5
- STEP.6
修理に必要な工具
・プラスドライバー
上のホース巻取り部分外す時のみ使った。
・マイナスドライバー
色々な場所の爪を起こしたり、隙間を開けたり。
・トルクス
ネジ穴がプラスでもマイナスでも無い星型のネジを外すのに使用。
ケルヒャーの高圧洗浄機の外装を外すのに絶対に必要。
普通の工具セットには入っていないので持ってなければ買うしか無い。
・六角レンチ
モーター部分の底を分解する時に使った。
・電光ペンチセット
配線の加工一式に必要。
・カッター
皮膜を剥くのに使用。
・モンキーレンチと、プライヤー
電源ケーブルの固定部分の解除に使用。
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